2014-02-27

【アート】初心者でも簡単にPhotoshopで『天ぷら』を作る方法

photoshop-tenpura2.png

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Photoshopアート第三弾『天ぷら』

今回は、これまでの中で特に難しい「天ぷら」を作ってみようと思います。

天ぷらが難しいのは、それぞれの野菜の質感と、揚げたあとの衣の感じを捉えるのが非常に難しいからです。

今回のために作ってみた見本も、イマイチ上手くはいかなかったので、少し反省点を加えて解説していきます。

お手本

photoshop-tenpura2.png

ちょっと白っぽくて美しくないですが、とりあえず今回はここまでできることを目標にしていきます。

手順1: 器を作る

今回はぱっぱと行きます。

まず新しいキャンバスを 640 x 480 の白背景で作ります。

[フィルター] - [描画] - [雲模様1] で黒い背景を作ります。色合いを研究してみてください。

tenpura1-filter.png

[フィルター] - [テクスチャ] - [テクスチャライザ―] で机の模様を作ります。

tenpura2-texture.png

うまく出来るとこんな感じになります。

renpura3-ok.png

選択ツールを長押しし、楕円形選択ツールを使ってお皿を描きます。

tenpura4-select.png

灰色で塗りつぶしたあと、濃い灰色で影をつけ、白でハイライトを付けるとお皿が出来上がりです。

tenpura4-shadow.png

できたらそれをコピーして、もう一つ小皿を作ります。

tenpura5-copy.png

これでお皿は出来上がりです。

手順2: 野菜天ぷらを作る

コツを掴めば同じなので、最初だけゆっくり説明します。

2-1 アスパラ

新しいキャンバスを作り、だいたいの感じを緑で描いていきます。

tenpura6-beta.png

少し暗い色でシャドウを付けます。このとき、かなり極端に影をつけるのがポイントです。

図ではシャドウが甘いので、皿に合成したときに色が浮いてしまいます。

tenpura7-shadow.png

白でハイライトを付けます。薄く細く描くのがポイントです。

描き終わったらぼかしツールで撫でておきます。

tenpura8-light.png

新しいレイヤーを作り、衣を付けていきます。

ここでもはっきりとぼかさずに作るのがポイントです。

図の通りでは、衣が透過してしまい、浮いてしまいます。

tenpura9-koromo.png

影とハイライトをつけたら完成です。

できるだけコントラストを強く作った方が、より本物に近くなります。

tenpura10-ok.png

2-2 しいたけ

しいたけも同様に、高コントラストに作っていきます。

tenpura11-beta.png

tenpura12-kiri.png

ハイライトが本物とだいぶ違うので、よく観察して塗って下さい。

tenpura13-light.png

新規レイヤーで衣を付けていきます。

tenpura14-koromo.png

これも下図よりもディティールをきちんと描くのがポイントです。

tenpura15-ok.png

2-3 さつまいも

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tenpura17-imo2.png

衣を付けます。

tenpura18-koromo.png

完成です。

tenpura19-ok.png

2-4 かぼちゃ

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tenpura21-kabocha.png

ハイライトと影を付けます。

tenpura22-shadow.png

衣を付けます。

tenpura23-koromo.png

全体としては次のようになりました。

ぱっと見いい感じですが、コントラストが低く浮いてしまいました。

出来るだけ本物に近く、思ったよりもコントラストを高く、シャドウを強くしてください。

tenpura24-all.png

2-5 えび

tenpura25-ebi.png

tenpura26-ebi2.png

tenpura27-ebi3.png

tenpura28-koromo.png

これで揚げ物は全部完成です。

手順3: 盛り付け

揚げ物を多角形選択ツールで選択し、Command + Shift + C(レイヤーを結合してコピー)をタイプします。

tenpura29-copy.png

盛りつけた感じは次の通りです。

ちょっと色味が合っていないので、調整していきます。

tenpura30-ok.png

レイヤーを複数選択し、Command + G(グループ化)をタイプします。

tenpura31-group.png

できたフォルダを右クリックして、スマートオブジェクトに変換します。

tenpura32-render.png

その状態でレイヤー効果などで微調整したら、最後にラスタライズして色味を調整します。

新しいレイヤーを作り、複数選択して、レイヤーを結合することでラスタライズします。

ここからは元に戻すことができないので、慎重に行って下さい。

tenpura33-bind.png

tenpura34-bind.png

最終調整として、コントラストと明るさを調整します。

tenpura35-filter.png

さらに、全体がぼやけてしまっているので、シャープフィルタをかけます。

tenpura36-sharp.png

tenpura37-sharp.png

少し全体が引き締まりました。

tenpura38-ok.png

先につゆを作ります。

tenpura39-tuyu.png

塗りつぶしたりシャドウとハイライトを描いたら梅雨の完成です。

tenpura40-ok.png

最後に、白飛びを少し緩和するために、上から焼き込みカラーまたはオーバーレイでグラデーションをかけます。

tenpura40-layer.png

かなり引き締まって、美味しそうに見えてきました。

tenpura41-ok.png

色味を調整したら完成です。

photoshop-tenpura2.png

今回は相当苦労しましたが、その割にはまずまずの出来になったんじゃないかと思います。

まとめ

今回は少し難しい『天ぷら』を取り扱いました。色味や衣の描き方が難しいので、中級者向けくらいだったかもしれませんね。

私ももう少し上手く描けるように精進します。

ちなみに、このシリーズには以下のペンタブレットを使って描いています。参考までに。

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