【アート】初心者でも簡単にPhotoshopで『天ぷら』を作る方法
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Photoshopアート第三弾『天ぷら』
今回は、これまでの中で特に難しい「天ぷら」を作ってみようと思います。
天ぷらが難しいのは、それぞれの野菜の質感と、揚げたあとの衣の感じを捉えるのが非常に難しいからです。
今回のために作ってみた見本も、イマイチ上手くはいかなかったので、少し反省点を加えて解説していきます。
お手本
ちょっと白っぽくて美しくないですが、とりあえず今回はここまでできることを目標にしていきます。
手順1: 器を作る
今回はぱっぱと行きます。
まず新しいキャンバスを 640 x 480 の白背景で作ります。
[フィルター] - [描画] - [雲模様1] で黒い背景を作ります。色合いを研究してみてください。
[フィルター] - [テクスチャ] - [テクスチャライザ―] で机の模様を作ります。
うまく出来るとこんな感じになります。
選択ツールを長押しし、楕円形選択ツールを使ってお皿を描きます。
灰色で塗りつぶしたあと、濃い灰色で影をつけ、白でハイライトを付けるとお皿が出来上がりです。
できたらそれをコピーして、もう一つ小皿を作ります。
これでお皿は出来上がりです。
手順2: 野菜天ぷらを作る
コツを掴めば同じなので、最初だけゆっくり説明します。
2-1 アスパラ
新しいキャンバスを作り、だいたいの感じを緑で描いていきます。
少し暗い色でシャドウを付けます。このとき、かなり極端に影をつけるのがポイントです。
図ではシャドウが甘いので、皿に合成したときに色が浮いてしまいます。
白でハイライトを付けます。薄く細く描くのがポイントです。
描き終わったらぼかしツールで撫でておきます。
新しいレイヤーを作り、衣を付けていきます。
ここでもはっきりとぼかさずに作るのがポイントです。
図の通りでは、衣が透過してしまい、浮いてしまいます。
影とハイライトをつけたら完成です。
できるだけコントラストを強く作った方が、より本物に近くなります。
2-2 しいたけ
しいたけも同様に、高コントラストに作っていきます。
ハイライトが本物とだいぶ違うので、よく観察して塗って下さい。
新規レイヤーで衣を付けていきます。
これも下図よりもディティールをきちんと描くのがポイントです。
2-3 さつまいも
衣を付けます。
完成です。
2-4 かぼちゃ
ハイライトと影を付けます。
衣を付けます。
全体としては次のようになりました。
ぱっと見いい感じですが、コントラストが低く浮いてしまいました。
出来るだけ本物に近く、思ったよりもコントラストを高く、シャドウを強くしてください。
2-5 えび
これで揚げ物は全部完成です。
手順3: 盛り付け
揚げ物を多角形選択ツールで選択し、Command + Shift + C(レイヤーを結合してコピー)をタイプします。
盛りつけた感じは次の通りです。
ちょっと色味が合っていないので、調整していきます。
レイヤーを複数選択し、Command + G(グループ化)をタイプします。
できたフォルダを右クリックして、スマートオブジェクトに変換します。
その状態でレイヤー効果などで微調整したら、最後にラスタライズして色味を調整します。
新しいレイヤーを作り、複数選択して、レイヤーを結合することでラスタライズします。
ここからは元に戻すことができないので、慎重に行って下さい。
最終調整として、コントラストと明るさを調整します。
さらに、全体がぼやけてしまっているので、シャープフィルタをかけます。
少し全体が引き締まりました。
先につゆを作ります。
塗りつぶしたりシャドウとハイライトを描いたら梅雨の完成です。
最後に、白飛びを少し緩和するために、上から焼き込みカラーまたはオーバーレイでグラデーションをかけます。
かなり引き締まって、美味しそうに見えてきました。
色味を調整したら完成です。
今回は相当苦労しましたが、その割にはまずまずの出来になったんじゃないかと思います。
まとめ
今回は少し難しい『天ぷら』を取り扱いました。色味や衣の描き方が難しいので、中級者向けくらいだったかもしれませんね。
私ももう少し上手く描けるように精進します。
ちなみに、このシリーズには以下のペンタブレットを使って描いています。参考までに。
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