2017-09-22

日記をつけることの楽しさ ― 記録の効能と醍醐味

Categories: ライフハック
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少し前置き: ブログを再開した理由

数年ぶりにこのブログを再開して、多分3記事目です。まだカウントできるほどしか記事が書けていませんが、大きな進歩かなと思います。

以前はブログのために書いていたここの文章でしたが、今は昔にはなかった日記を書く習慣があり、あとはSNSに投稿している内容ってそのままブログにしちゃえるんじゃ?という思いつきもありまして、最近は以前よりだいぶ文章を書くことに対する姿勢がラフになったので、思い切って数年ぶりにブログを再開してみたのでした。

日記をつけ始めたきっかけは、祖父の死

ちなみにどうして日記をつけはじめたかというと、きっかけは祖父の突然の死去でした。

あまりに突然のことだったので、当時はもっといろんなことを聞いておけばよかったな、とだいぶ後悔していました。

そんなことを思いながら遺品を整理しているときに、祖父の部屋から数十年分の日記が出てきたのです。生前にどんな思いをしていたかとか、あのときこんなことを考えていたんだなというのが鮮明に記録されていて、日記って素晴らしいものだなと感じたのがきっかけで、今は毎日日記をつけています。

日々の全てを記録することの楽しさ

もともと自分はそんなに几帳面な性格ではなく、どちらかというと大雑把な性格(…だと自分では思っている)なので、あまり日記や記録は今まで続いていなかったのですが、久しぶりに日記を始めてからというもの、全てを記録することの楽しさというものを実感しました。

今まで自分は日記というと、その日思ったこととか、何か普段とは違う非日常的なイベントなどを記録するような、そんなちょっと重い感じで捉えていたのですが、正直それではあまり続きません。自分は単に、その日あった出来事、天気、朝何時に起きた、何のテレビを観て、何の本を読んだとか、単純に一日のログを記録していることがほとんどです。

それでも人間というのはすごいもので、その意味のない行動の羅列を見れば、何の記録がないときよりも俄然、その日のことが鮮明に思い出されるのです。

記録することで頭がスッキリする

全てを記録する、ということはいろんな効能があると思います。その一つ、自分が日記やブログを書くことで発見した効能は、頭がとてもよく整理されるということです。文章にする前は、自分が考えていることというのは意外と漠然としていて、実際に文章化しようと思っても結構難しいものです。それだけ文章にするという行為は、案外具体的に考えていないと難しいことのようです。

なので、最近自分は読書感想文を書くようにしています。読書感想文といっても誰に見せるわけでもなく(ブログで公開したりもしますが)、自分が本で読んだ内容を整理したいがために書くのです。

何故かはわかりませんが、読書感想文を書くと、単に本を読んでそのままにしているときに比べてよく理解している気がします。それに何より、やはり文章化するためには本の内容を具体的に覚えていないことには書けないので、何度もその本を読み直すきっかけになります。

記録するためには、思い出すことが必要

当たり前のことですが、何かを記録するためには、自分が一度行った行動や言動を思い出す必要があるんですよね。自分は、頭が整理される理由の一つがこれかなと思います。

最近自分がよく感じるのは、意外と記憶はすぐ上書きされてしまうのです。例えば昨日のお昼何食べたかとか、こないだコンビニで何買ったかとか、案外思い出せないことってたくさんあります。多分こういう短期記憶は、すぐに上書きされてしまうのです。

でも、上書きされてしまうと困ることがあります。例えば、一度買ったものを忘れてもう一度買ってしまったり自分がした成果(特に小さければ小さいほど)を忘れてしまって、劣等感に苛まれたり**。特に後者は、日記をつけるだけで改善できることの一つじゃないかと思います。

自分が一日にしたことって、意外と多いものです。でも、その一つ一つが些細なことすぎて、すぐに記憶が上書きされて忘れてしまいます。特に自分は、自分のした失敗ばかり見る癖があって、良かったことの多くを忘れてしまいます。でも、自分のしたことの中には、意外と多く成果があったり、成功体験があったりします。日記って、こういう日常の些細な成功体験を思い出すいいきっかけになると思うんです。

まとまって記録しようとすると失敗する

ところで、どうして自分は今まで日記をつけていなかったのかな、と思うことがあります。

もちろん面倒だとか、忙しいとかもあったと思います。でも自分が今まで、何かを書こうとして失敗したことの多くは、結構まとまった分量を書こうとしているときが多い気がします。

この文章も振り返ってみればそこそこの分量ではありますが、元々はちょっとその日の記録をつけようかな、と思って書き出しただけに過ぎません。でも意外と長く続く習慣って、どれもそういうスタンスのものかなと思います

なので、自分が使っている日記帳は、一日にかける分量がほんの2・3行しかないものです。

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もちろんもっと書きたい日もありますが、そういうときはこのブログとか、他のノートに書いたりとかすればいいだけの話です。大抵の日は書くことはそう多くないので、2・3行で十分事足ります。

ちなみに、自分が日記をたくさん書きたい日は、マイ・ブックを使っています。本当は毎日書くためにある本だと思うのですが、自分は書き足りない日だけこの本に日記の続きを書き足しています。

小さなことから記録する

自分は、記録の一番いいところはそれを忘れることができるという点にあると思います。なので、とっても小さいことをそのときに記録すれば、それで十分日記になるのかなと思います。

例えば、自分は本屋で欲しい本があったりすると、iPhoneのメモアプリに欲しい本の名前だけメモします。あと、忘れちゃいけないこととかがあったりするときは、Gmailで自分宛てにメールして、重要マークをつけたりします。そうすれば後から検索できるので、意外と整理していなくても問題ないことが多いです。

こうやって何かを記録することで、そのことを忘れられて楽になります。これが習慣になっていれば、何か別のことを書くときに昔書いたメモが目に入り、思い出す頻度も多くなります。

最近ではポメラを使い始めたので、仕事のメモとかその日の記録とか、思い立ったときにすぐポメラを開いて全てを記録していますが、自分は自分にしっくりくるツールがあればそれでいいんじゃないかと思います。

ちなみに自分がポメラを愛用している理由は、自分の文字が汚いのと、タイピングしたほうが速い、あとiPhoneだとついネットサーフィンしてしまう、この3点です。

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自分の思いを書き出すと、ストレスが発散される

最後に、書くことの一番の楽しみは、ストレス解消じゃないかと思います。

自分は人と話すのが好きなのですが、仕事ではパソコンに向き合っていることが多いので、いつも不完全燃焼になって帰宅します。そういうとき、言葉を発する代わりに文章にすることで、同じくらいスッキリします。

もちろん直接言葉を発するときと比べて、書く内容も速度も違いますが、何より記録に残りますし、単に喋るときよりも頭が整理されるので、よりスッキリする気さえします。

ちなみにこうしてブログを書いていると、途中で書こうと思っていたことと、実際書き上がったものが違ったりもします。今日書こうと思っていたことも別のことだったのですが、思っていたことを書き並べていたら全く別の内容になったので、あとからタイトルを変えてしまいました。でもそれもまた楽しかったりしますし、実際に書き出すことで意外な発見があったりします。

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